2025年6月20日(金曜日)に教育DX推進プラットフォーム・カンファレンスを開催しました。
教育DX推進プラットフォームでは、毎月オンラインで定例会&フォローアップ研修を実施しており、サポーターのスキルアップに取り組んでいます。
今回のカンファレンスでは、対象者をICT教育サポーターだけでなく、県内のICT支援員や教員に広げて開催し、約50名の方にご参加いただき、大変充実した1日になりました。
講演:「地域で楽しくAIを学ぶ!AIテクノロジーセンターの取り組み」
まずはじめに「地域で楽しくAIを学ぶ!AIテクノロジーセンターの取り組み」をテーマに公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所の坂口が講演しました。
AIテクノロジーセンターの組織や活動内容について説明したあと、簡単にアプリ開発ができるAI「Bolt.new」の実演がありました。
AIテクノロジーセンターの取り組んでいる教育活動で、高校生がBolt.newを利用したアプリ開発を行った際の紹介もあり、高校生ならではの柔軟性あるアイデアが聞けてとても面白い内容でした。
演習:「生成AIを利用した教材開発に挑戦しよう!」
次に「生成AIを利用した教材開発に挑戦しよう!」をテーマにした演習を、ハイパー研の共同研究員でプラットフォームのコーディネータでもある田中 康平氏(株式会社Nel&M 代表取締役)が講師を務めました。
今回は、「Google Gemini」を使った教材開発に取組みました。Gem、Canvasそれぞれの使い方を学び、グループ内でどういった教材が必要か、どんな工夫ができるか、意見を交換しながら開発を進め、最後にはそれぞれのグループの作品を発表しました。
今回参加された皆さんは、現場に戻って実際に使いたい教材を作成した方が多く、大変熱心に、そして楽しそうに取り組まれており、盛況なカンファレンスとなりました。
アンケートでは
「参考になる」という回答が100%でした。
また、アンケート内の感想では
「生成AIで何ができるかが具体的に分かりました」
「教員と同じチームでアプリ開発演習を実施でき、教員目線のニーズに気づくことができた」
「生成AIの可能性を実感することができました。どのように活用するか考えるきっかけとなりました」
といった意見が寄せられました。
今後も色んな立場の方が交流をしながらスキルアップを目指せる活動を続けていき、学校現場でより充実したICTの活用が広まり、大分県全体を盛り上げていきたいと考えています。
ICT教育サポーター 事務局 有廣美優