学習発表会に向けて動画撮影を学ぶ!
みなさま大変お疲れ様ですm(._.)m
日田地区担当の矢幡です。
今回は、日田支援学校さんでの動画撮影方法の授業支援を行いますので紹介させていただきます。^ ^
授業支援を受けた経緯は、まず、中学部3年生の3人の先生方から11月に開催される『学習発表会』での演劇のご相談を受けました。
担当の先生が、初めて演劇を担当されるとの事で相談を受けたのですが、内容がまた複雑で、演劇と映像を織り交ぜたハイブリットな演劇をやってみたいと…。^ ^:
私の演劇はやったことはないですが、先生からお聞きした劇のザックリした内容はファンタジー系だそうです。
少年ジャンプの漫画のような『努力・友情・勝利』がテーマ!
ネタバレになりますので詳しくは書けませんが、ファンタジー系の映像(動画)パートは特殊撮影が必要となってきます。
初回の打ち合わせで、学習発表会までのスケジュールと、使える授業時間を洗い出してもらい、こちらで演劇に必要な台本、衣装作成、小道具、動画撮影、編集、演劇練習などを盛り込んで工程表を作成してみました。
工程表には、最近話題の共有メモアプリ、notionを使って先生方と情報共有しています。
映画のメイキングビデオをたくさん観てきた知識を活かす!
3年生の先生方お3人と、劇の台本が打ち合わせを重ねて徐々に出来上がりましたが、このシーンはどうやって撮影するつもりだろうか?と思うところが正直多々ありました。^ ^;
言葉で書くと簡単ですが、ここの背景は?このセットはどうするんだ?などなど…。
ファンタジーの世界に入り込みますので、背景に演者を合成させる、合成動画撮影が必要になってきます。
幸い僕は、日頃から映画好きで、特にVFX(視覚効果)をふんだんに使ったSF映画を好んで観てきました。
特殊撮影のメイキング動画もたくさん観てきたので、どんな風に撮影するかなど少しはわかります!
今回の動画パートでは全編、生徒さんの演技を背景に合成させる『クロマキー撮影』を行います。
クロマキー撮影で合成動画!
そこで、先生方、生徒さんにクロマキー撮影を理解してもらうことが重要なので、iMovieでクロマキー撮影のサンプル動画を作ってみました!\(^^)/
クロマキー撮影とは?
クロマキーは、英語でchroma key『Chroma(クロマ)』は、ギリシャ語を語源としていて『色』を意味します。
単色のスクリーンの前に演者が演技をしているところを撮影しますが、人間の肌(黄色系やオレンジ)と反対の色(補色)、ブルーやグリーンのスクリーンバックを使用して、動画編集でバックを透明に透かして背景に合成させる撮影手法です。
上記写真のように、”未来からきた殺人サイボーグ”の人形をグリーンの背景の前に立たせて撮影して、未来感漂う絵や写真をiMovieで合成させます。
iMovieのタイムライン上に未来感漂う絵を挿入して、その上に人形の動画を追加するときに『グリーン/ブルースクリーン』を選ぶとグリーンの背景が抜けた合成動画が完成します^ ^
今回、人形を動かすコマ撮り撮影には『KOMA KOMA』アプリを使用しました。
シンプルで使いやすいので、支援学校にもオススメです^ ^
生徒さんの興味関心を刺激して楽しい授業支援に!
クロマキー撮影のサンプル動画ができたので、先生方に観ていただき、合成の仕方を確認してもらいました。
今週からいよいよ、学習発表会に向けて生徒さんの活動が始まりますが、合成動画撮影をする上でクロマキー撮影の方法などを学んだ方が良いと言うことになって、来週の学校訪問時に合成動画の撮影方法の授業支援に私が入らせていただきます。^ ^
10枚ぐらいの簡単なスライド資料をKeynoteで作成して、生徒さんにクロマキー撮影の方法を理解してもらい、その後、実際にブルーシートを教室に貼って生徒さんにクロマキー撮影を体験していただきます。
最後に撮影した動画を生徒さんみんなで見せ合い、感想など発表してもらうところまでいきたいですね。^ ^
映画やTV、CMなどで使われる合成技術、最近は生徒さんが大好きでよく観ているYouTubeでも人気ユーチューバーが使用しており、生徒さんの興味関心を刺激して、楽しいい授業ができるように頑張ります!^ ^
後日、授業支援の様子もまた報告させていただきます。
以上、「【授業支援】iMovieで合成動画を作ろう!」でした。
コマ撮りアプリ『KOMA KOMA』
▶︎ https://apps.apple.com/jp/app/koma-koma-for-ipad/id635794784
iMovieユーザーガイド
▶︎ https://support.apple.com/ja-jp/guide/imovie-ipad/welcome/ipados
ICT教育サポーター 矢幡 正人