産業社会と人間(総合的な探究の時間)の授業支援
こんにちは^_^日田地区ICT教育サポーターの矢幡です。
まだ6月なのに日中、暑くなってきましたね^_^:
特にココ、日田市は周囲を山々で囲まれた盆地で全国的にも最高気温ランキングの常連です。
新しく日田市に赴任された先生方は、日田の暑さにびっくりしているのではないでしょうか?
でもまだ梅雨前ですよ。夏本番はこれからです。
さて、先日、日田三隈高校さんで1学年に向けて「産業社会と人間(総合的な探究の時間)」のプレゼンテーション基礎講座、授業支援をさせていただきましたので報告しますm(._.)m
iPad版PowerPointアプリで講座資料作成!
「プレゼンテーション基礎講座」
実施日時:6月14日(金) 5-6限
実施場所:体育館(当初予定)
今回の授業支援についてのご担当の先生からいただいたご要望は、「昨年行ったKeynote作成講座を今年はパワポに変更してお願い出来ますか?」という事でした。
正直、私はパワポ(PowerPoint)は得意ではないのですが、昨年Keynote作成講座を行った手前、新たなチャレンジとしてパワポでのプレゼンテーション基礎講座として喜んで受けさせていただきましたm(._.)m
今回、いただいたご要望はパワポでプレゼンテーション講座ですので、まず自分が使えないと始まらないですよねm(._.)m:
今まで資料作成はほとんどiPadの Apple純正アプリKeynote(キーノート)を使って作成していたのでパワポの勉強から始めました。
趣旨としては、1年生の探究学習の時間で発表するプレゼンテーションを作成するための授業。Keynote、パワポに限らずプレゼン知識・技能の習得になります。内容を基本的な基礎講座として考えました。
実は私、探究学習の支援に必要となるであろうスキルとして「プレゼンテーション」に以前から目をつけて、昨年からは一般社団法人プレゼンテーション協会に入会しております。^_^
そして、このプレゼンテーション協会では高校生対象の「プレゼン甲子園」を毎年開催しており今年で4回目を数えます。
今年のプレゼン甲子園の申し込みは終わりましたが、プレゼン甲子園の公式ホームページに掲載されている参考教材に、「プレゼンとは何ぞや!?」プレゼンの基礎知識ほぼ全てが凝縮して載せられいます。
今回こちらの動画教材を参考に資料を作成^_^
特別に一般社団法人プレゼンテーション協会 代表理事 前田 鎌利氏より許可をいただいて、資料を作らせていただきましたm(._.)m
熱中症予防で体育館から教室へ急遽会場変更!
担当の先生に資料をお送りして、当日の段取りを進めて行く中で、当初体育館での1学年、100名前後の生徒さんが一堂に集まっての「プレゼンテーション基礎講座」でしたが、6月でも連日30度を超える夏日に、熱中症等の危険を考慮して各クラスへのZOOM配信での講義スタイルへ前日に変更となりました。
体育館からの会場変更で、1年1組から対面授業支援を行いながら、その画面共有している投影資料を残り3クラスへZOOM配信するという結構ハードルの高い支援でしたが、割とスムーズに進んで各クラスを回って質問やトラブルなどにも対応して行いました。
一部、生徒さんの学習者用端末でパワポが開かない、アプリがすぐ落ちるなど不具合がございましたが、こちらは後日、不具合端末をまとめていただいて対応させていただきます。
プレゼンテーション基礎講座の内容としましては、プレゼンテーションを行う上での「そもそもプレゼンテーションとは何か?」というところから、プレゼン資料を作る上での基本的考え方やポイントなどにふれて、テクニックや目を惹くアニメーションにばかりとらわれず、信頼→共感→納得→決断に導くようにきちんと論理立てて説明する手法を生徒さんたちにお伝えしました。
また、いきなりパワポを開いて資料を作成するのではなく「ブレストシート」と呼ばれるプレゼンの設計図を書いた上で構成を考えるワークも行い、各教室を講師自ら回って質問等に対応させていただきました。
ブレストシートを生徒さんたちに配布にする際も、ICTを活用した授業の特性を存分に発揮できるよう計画。
手順としては、ブレストシート(PDF資料)をMicrosoft365 Teamsアプリで学年のチームへ送り、PDF資料を学習者用端末から開き、そこから授業支援アプリMetaMoJi ClassRoomで各自デジタルで書き込みました。
そして、設計図(ブレストシート)をもとにPowerPointアプリを開いて、操作実演を交えながらパワポの操作を習得しました。
さらに、お休みされた生徒さんへの対応としまして、プレゼンテーション協会のプレゼン甲子園参考教材動画をご覧いただけば、今回の講座内容を学べるように配慮させていただいた事も去年から改善した点です^_^
ZOOM配信で音声が聞き取れなかった箇所や、講師(私)の滑舌が悪くて分かりずらかった所などをオンデマンドで振り返り学習もできます。
生徒さんにおかれましても、動画を1.5倍または2倍で倍速再生が出来ますのでタイパに優れています^_^
プレゼン講座 まとめ
今回のプレゼンテーション基礎講座を通して、生徒さんたちはプレゼンテーションの基礎知識を学び、資料作成に対する理解を少しでも深めることができたと思います。
私個人的なiPadでのプレゼンアプリの使用感は、先生方には人気のPowerPointですが、パソコン版ではすごく便利なんです。しかし、iPad版だと使い辛いところが多々あって、直感的に使えるKeynoteをおすすめします^_^
講座の中で特に印象的だったのは、お昼休み後の眠たくなる時間帯に自らのほっぺたをつねりながら、眠気と戦い受講する生徒さんの姿に心打たれ、私もプレゼン協会の会員として熱い(暑い)念いをお伝えしてきました。
これから、学校活動等でプレゼンテーションの技術を活用していただき、さらには進学・就職、社会人になっても使えるプレゼンを身につけていただきたいと思います。
プレゼンの語源は『プレゼント🎁』
このプレゼンテーション基礎講座は、私からこれからの予測不能な世の中を生きる生徒さんたちへ『生きる力のプレゼント』となれば嬉しいです(*≧∀≦*)
今後も、生徒さんたちの主体的な学びを支援できるよう、ICT機器を活用した授業支援に努めてまいります。
また、今回のような授業支援を共有することで、他の学校関係者の方々にもICT教育の可能性を知ってもらい、日田地区、更には大分県全体のICT教育の活性化に貢献できれば幸いです。
来年は大分県の高校生からプレゼン甲子園へエントリーするのを期待しています。\(^ω^)/
ではまた…最後まで読んでいただきありがとうございますm(._.)m
以上、「【プレゼンは念(おもい)を伝えるツール】プレゼンテーション基礎講座開催させていただきました。」でした。
最後にプレゼンテーション基礎講座の講座内容を参考にさせていただきました、一般社団法人プレゼンテーション協会 代表理事 前田 鎌利様には感謝申し上げます。
一般社団法人プレゼンテーション協会
▶︎https://presen.or.jp/
プレゼン甲子園
▶︎https://presen.or.jp/presen_koshien4/presen_koshien/
#電子黒板 # AppleTv #iPad #PowerPoint #Zoom #Teams #MataMojiClassRoom
追記:今回のプレゼンテーション基礎講座の授業支援の様子を、私が担当しております他校の先生へお話ししたところ、本校でも教員用に「プレゼンテーション基礎講座」を実施して欲しいとご依頼いただきましたm(._.)m
ICT教育サポーター 矢幡 正人