文部科学省、「生成AIの利活用に関するガイドラインVer.2.0」を公開!

文部科学省 初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver. 2.0)

初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver. 2.0)【概要】

こんにちは!(^^)!
日田地区を担当しております、ICT教育サポーターの矢幡です。

教育現場における生成AIの活用がますます注目される中、文部科学省から最新版「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver. 2.0)」が発表されました!
(令和6年12月26日公表)
※本文末にURLを記載しておりますので是非ご覧ください。

今回のガイドラインは、教育関係者の皆様にとって、まさに「今、知っておくべき」情報が満載です。
そこで今回は、このガイドラインのポイントをまとめてみます。

なぜ今、ガイドラインVer.2.0なのか?
生成AIの進化は目覚ましく、教育現場でもその活用が現実味を帯びてきました。しかし、同時に、学習の本質や倫理的な問題、情報セキュリティなど、多くの課題も指摘されています。この状況を受け、文部科学省は、有識者や学校関係者との議論を重ね、より実践的な内容を盛り込んだVer.2.0を公開しました。

ガイドラインVer.2.0の3つの柱
今回のガイドラインは、大きく分けて以下の3つの柱で構成されています。

「生成AIって何?」を理解する

「どう使う?」基本的な考え方を整理する

「現場でどう活かす?」具体的なポイントを把握する

1. 「生成AIって何?」を理解する

生成AIとは、文章、画像、プログラムなどを生成できるAIモデルの総称です。身近なところでは、チャットボットや画像生成ツールなどが挙げられます。教育分野でも様々なサービスが登場し、活用が始まっていますが、同時にリスクがあることも忘れてはいけません。

2. 「どう使う?」基本的な考え方を整理する

今回のガイドラインでは、以下の2つの基本原則が示されています。

「人間中心の利活用」: 生成AIはあくまで「道具」です。
出力結果は参考程度に捉え、最終的な判断は人間が行うことが重要です。
学習指導要領に沿って、教育活動の目的達成に役立つかを吟味しましょう。

「情報活用能力の育成強化」: 生成AIの仕組みを理解し、学びに活かす視点を養うことが大切です。
情報モラルを含む情報活用能力を育成し、生徒たちが将来、生成AIを使いこなせるように導きましょう。

3. 「現場でどう活かす?」具体的なポイントを把握する

このガイドラインでは、教職員、児童生徒、教育委員会と、立場ごとに押さえておくべきポイントが示されています。

教職員の皆様へ: 校務の効率化や質の向上に繋げることが期待されています。まずは、先生自身が新しい技術に慣れ親しみ、利便性や懸念点を理解することが大切です。生成された内容の適切性を判断できる範囲で活用しましょう。

児童生徒の皆さんへ: 発達段階や情報活用能力に応じて、リスク対策を講じた上で活用を検討しましょう。「生成AI自体を学ぶ」「使い方を学ぶ」「教科の学習で活用する」という3つの視点を持って、生成AIを使いこなせる力を高めていきましょう。

教育委員会の皆様へ: 制度設計や方向性を示すことが重要です。各学校の実態を十分に踏まえ、柔軟な対応を心がけてください。一律に禁止・義務付けるような硬直的な運用は避けましょう。先行事例やノウハウを共有し、研修を実施することで、適切な利活用を推進する環境を整備することが大切です。

さらに、すべての方に共通して押さえておきたいポイントとして、以下が挙げられています。

安全性の確保:適切な利用を心がけましょう。

情報セキュリティの徹底:個人情報やプライバシーを適切に保護しましょう。

著作権の保護:生成物の著作権についても十分注意しましょう。

公平性の確保:誰にとっても平等に利用できる環境を整備しましょう。

透明性の確保:関係者への説明責任を果たしましょう。

今回のガイドラインVer.2.0は、生成AIを教育現場で適切に活用していくための重要な指針です。
ポイントをまとめると、以下のようになります。

生成AIは「道具」である:最終的な判断は人間が行う。

情報活用能力の育成が重要:生徒たちが使いこなせるように導く。

各立場で押さえるべきポイントを理解する:教職員、生徒、教育委員会それぞれに役割がある。

リスクを理解し、適切に管理する:安全な利用を心がける。

教育現場の皆様が、このガイドラインを参考に、生成AIを効果的に活用し、より豊かな学びを実現できるよう、私たちICT教育サポーター(ICT支援員)も引き続き情報提供とサポートを行ってまいります。

ご不明な点やご質問がありましたら、お気軽にお問合せください。

以上、「文部科学省、「生成AIの利活用に関するガイドラインVer.2.0」を公開!」でした。

【本体】初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)
https://www.mext.go.jp/content/20241226-mxt_shuukyo02-000030823_001.pdf
【概要1枚】初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)
https://www.mext.go.jp/content/20241226-mxt_shuukyo02-000030823_002.pdf
【概要資料】初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)
https://www.mext.go.jp/content/20241226-mxt_shuukyo02-000030823_003.pdf

ICT教育サポーター 矢幡 正人

タグ: #生成AI #教育 #ICT #文部科学省 #ガイドライン

関連記事