ChatGPTは、OpenAIが提供する高度なAIチャットサービスで、教育現場でもその活用が進んでいます。無料アカウントでも以下の主要な機能を利用できます。(2025年3月の情報です。)
1. 検索機能
ChatGPTの検索機能を使用すると、インターネット上の最新情報を取得し、質問に対する回答を提供できます。これにより、教育者は最新の教育資料やトピックに関する情報を迅速に得ることが可能です。
2. 推論機能
ChatGPTは、与えられた情報から推論し、関連性の高い回答や提案を生成します。例えば、授業計画のアイデア出しや、生徒からの質問に対する適切な回答を考える際に役立ちます。
3. Canvas機能
Canvasは、ChatGPTの新しいユーザーインターフェースで、生成されたテキストやコードを直接編集できる機能です。これにより、教育者は教材作成やプログラミング教育の際に、効率的にコンテンツを作成・修正できます。
4. 画像作成機能
ChatGPTでは、DALL·Eを利用した画像生成機能が提供されています。テキストの指示から高品質な画像を生成でき、教育資料やプレゼンテーションのビジュアルコンテンツ作成に活用できます。 (著作権には十分注意してください。)
参考データの取り扱いと注意点
ChatGPTに入力されたデータは、AIモデルの学習に利用される可能性があります。そのため、個人情報や機密情報の入力は避けるべきです。「一時チャット」を行うことで、入力データが学習に使用されるのを防ぐことができます。 「一時チャット」使用時でも個人情報や機密情報の入力は行わない方が良いです。
また、無料版の場合は「1分で最大60回、1日で最大4,000回という質問回数」や「入力と応答の文字数は最大2,048文字まで」と制限があります。
まとめ
ChatGPTの無料アカウントでも、多彩な機能を教育現場で活用できます。ただし、個人情報や機密情報の取り扱いには十分注意し、適切な設定を行うことが重要です。
ChatGPT: https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview
文部科学省、「生成AIの利活用に関するガイドラインVer.2.0」を公開!:https://ictplatform.education/oita/?p=937
ICT教育サポーター コーディネーター 橘髙 和季