第4回全国高校生プレゼン甲子園決勝大会観覧に福井に行って来ました!

全国の高校生がプレゼンテーションの能力を競う「全国プレゼン甲子園」決勝大会が福井市で開催されました!

こんにちは!日田地区ICT教育サポーターの矢幡です(*^。^*)

さて、2022年度から高校教育では「総合的な探究の時間」が導入されて、各学校でも探究学習において課題の発見、解決能力を養う学習が行われています。

探究学習では、プレゼンテーションのスキルが必要となります。

私が学校訪問している高校でも「高校1年生にプレゼンの研修を行ってください」など、研修支援のご要望が増えてきております。
そこで、昨年から私自身もプレゼンスキルの向上を目標に一般社団法人プレゼンテーション協会(以下、プレキョウ)に入会しております。

今回は、プレキョウ主催の福井県で行われた「全国高校生プレゼン甲子園」に現地で参加し、決勝大会の様子を報告させていただきます。
早速ですが、みなさま「プレゼン甲子園」をご存知ですか?

「全国高校生プレゼン甲子園」とは?
全国高校生プレゼン甲子園実行委員会が主催している、全国の高校生がプレゼンテーションの技術・能力を競うプレゼン大会です。

”全国高校生プレゼン甲子園は、テーマについて深く考察し、自分の考えや念(おも)いを「伝える」ことで、論理的思考力、表現力、創造力等を養うとともに、
互いの発表を通して、総合的なプレゼンテーション能力の向上を図ることを目的とする大会です。”
引用:全国高校生プレゼン甲子園実行委員会

第4回目を迎えた本大会のテーマは「Well-beingな社会をつくるために今私たちができること」
Well-being(ウェルビーイング)とは?
肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態を意味する言葉。

この難しい「ウェルビーイング」をテーマに全国から過去最多の755チームが参加して、1次審査、2次審査を勝ち抜いた10チームが福井市ハピリンホールで熱いプレゼンを行いました!(^^)/

次に個性豊かな決勝参加チームを紹介します。
プレゼンタイトルとユニークなチーム名にもご注目下さい(^^)/

厳しい地区ブロック大会を制し、決勝大会に駒を進めた参加チームの紹介!

【第4回全国高校生プレゼン甲子園】
決勝大会
2024年8月24日(土)
福井市にぎわい交流館施設ハピリンホール

・参加チーム
【近畿ブロック代表】
兵庫県 兵庫県立三田祥雲館高等学校
【プレゼンタイトル】
自由で、楽しい食をみんなに!
チーム名:team AIS

【北海道・東北ブロック代表】
北海道 市立札幌開成中等教育学校
【プレゼンタイトル】
インクルーシブ社会で実現するWell-being
チーム名:チームユナイト

【九州・沖縄ブロック 審査委員推薦】
鹿児島県 学校法人原田学園鹿児島情報高等学校
【プレゼンタイトル】
自己肯定から変革を!
チーム名:スポットライト

【九州・沖縄ブロック代表】
宮崎県 宮崎県立都城商業高等学校
【プレゼンタイトル】
ゆるやかなつながりがつくるウェルビーイング
チーム名:共創ウェルビーイング部のくにプロジェクト

【北信越・東海ブロック代表】
愛知県 中部大学春日丘高等学校
【プレゼンタイトル】
みんなのひみつきち
チーム名:やいたあゆ

【関東ブロック 審査委員推薦】
神奈川県 神奈川県立相模原中等教育学校
【プレゼンタイトル】
プレゼンでwell-beingな未来へ
チーム名:伝える学び舎

【福井県ブロック代表】
福井県 福井県立高志高等学校
【プレゼンタイトル】
解決!高齢者の「さみしいよ」
チーム名:桃味の地下水

【関東ブロック代表】
神奈川県 英理女子学院高等学校
【プレゼンタイトル】
たんぽぽLABOから広がる幸せの見つけ方
チーム名:鼓

【中国・四国ブロック代表】
徳島県 神山まるごと高等専門学校
【プレゼンタイトル】
Well-beingを真ん中に~私たちにカムヒア~
チーム名:カムヒア

【北海道・東北ブロック 審査委員推薦】
山形県 山形県立酒田東高等学校
【プレゼンタイトル】
男子高校生は生理の貧困を解決したい
チーム名:TSUNAGU

限られた5分間で熱い念(おもい)を伝える!

全国高校生プレゼン甲子園の決勝大会

10時から開会式が行われて、午前中5チーム、午後5チームのプレゼン発表を行った!
プレゼンの発表時間は各チーム5分間、短い時間内にチーム紹介を含めウェルビーイングのテーマに沿ったプレゼンを行っていました。

審査基準
1 テーマに対する考察、根拠、論理性、独創性
2 メッセージの伝わりやすさ、構成
3 印象的かつ効果的なスライド等のビジュアル
4 話し方、訴求力、説得力
5 質疑応答における対応力

さすが、ブロック大会を制してきた決勝10チームは、5分のプレゼン能力の高さは当然の事ながら、本プレゼン甲子園では審査基準にある通り、プレゼン後の質疑応答(10分)における対応力が求められます。

決勝チームは、過去の大会動画を参考に質疑応答用のスライド資料も用意しており、プレゼン発表を終えるとすぐに、審査委員の厳しい質問に堂々と答えていました。(^^)/

最優秀賞は北海道・東北ブロック代表 北海道 市立札幌開成中等教育学校 チームユナイト

5月の1次審査から決勝の8月まで、高校生たちが青春を捧げた「全国高校生プレゼン甲子園」
決勝10チーム、どのチームも素晴らしいアイデアでプレゼンをまとめ上げていて、審査員陣が悩みに悩んだと思われますが、審査の結果、最優秀賞・文部科学大臣賞は「インクルーシブな社会を実現するWell-being」ヘルプマークを補う新しいマーク「ユナイトパス」について発表された、市立札幌開成中等教育学校 チームユナイトが選ばれました!

ヘルプマークとは?
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで援助を得やすくなるよう、作成したマークです。

しかし、このヘルプマーク、44.4%の方が役に立っていないと感じているアンケート結果が….。

原因はどんなことでヘルプ(困っている)かが分からない?といったものでした!

そこで、チームはヘルプマークを改良してカスタマイズ可能な「ユナイトパス」を考案し、専門家の意見も聞き、地域や行政に働きかけて普及活動を現在進行形で行っています。

ブロック審査受賞時のチームユナイトのプレゼン動画から観ておりましたが、今回の決勝大会に向けてさらにブラッシュアップされた素晴らしい内容でした!

大会の様子はライブ配信もされていましたが、見逃した方には後日、各チームのプレゼン動画がアップされる「一般社団法人プレゼンテーション協会」の公式ホームページからご覧下さい。

閉会式では次回、第5回全国高校生プレゼン甲子園の開催も杉本知事より実施の宣言があり、来年も益々盛り上がること間違いなしのプレゼン甲子園!

福井県がプレゼンの聖地となる事でしょう^_^

今回、大分県の高校生の大会出場が無かったので、わたくし大分県のICT教育サポーターとして、まずは日田地区の高校生へのプレゼン技術の向上に陰ながら支援させていただきます!ヽ(^o^)丿

最後にプレキョウ理事の方々、アンバサダーのみなさま大変お世話になりました

以上、「第4回全国高校生プレゼン甲子園決勝大会観覧に福井に行って来ました!」でした。

一般社団法人プレゼンテーション協会
https://presen.or.jp/

ICT教育サポーター 矢幡 正人

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